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<仕様>
ANRM-22571/カラー/本編87分/音声 フランス語/日本語字幕/ドルビーデジタル・モノラル/16:9(ビスタ・サイズ)/片面・1層/MPEG-2/無許可レンタル禁止/リージョン2NTSC日本市場向/複製不能/フランス作品
<解説>
第一次大戦前夜のエーゲ海に浮かぶ孤島で、古代ギリシャの衣装に身を包んだ男女がエロスを求めて忘却の彼方へと更けていくさまを妖艶に描く。製作はアドルフ・ヴィエッツィ。監督はイギリス人で「魔鬼雨」のロバート・フュースト。1896年にピエール・ルイスの著わした『アフロディーテ』をアメリカ人のジョン・メルソンとフランス人のジャン・アルディが共同で脚色。撮影はべルナール・ダイレンコー、音楽はジャン=ピエール・ストラが担当している。華麗な映像で繰り広げられるエロスの世界。ヴァレリー・カプリスキーの美しい裸体と官能の演技が見どころである。
<ストーリー>
1914年6月、ヨーロッパの富豪、貴族たちは頽廃し放蕩三昧の生活をおくっていた。波静かなエーゲ海をゆく豪華ヨットのオーナー、ハリー・レアード(ホルスト・ブッフホルツ)はあらゆる武器を取り扱う死の商人として知られ、莫大な財産を築いていた。このヨットには、レアードの新しい情婦ヴァレリー、美術家のマーク、気品溢れるシュザンヌ・スタンフォード夫人(キャプシーヌ)と彼女の姪ポリーン(ヴァレリー・カプリスキー)らが乗っていた。船長室にはマジック・ミラーが嵌めこまれ、レアードはヴァレリーとマークの情事を見つめる。ヴァレリーは覗かれていることを承知で、挑発するかのように肢体をくねらす。別のマジック・ミラーからは、ポリーンの清らかな裸体が見える。ヨットが島に到着すると、レアードは彼らに、島にいる間、ピエール・ルイスの最近出版されたベストセラー『アフロディーテ』の登場人物を演じ、その出来事を追体験してほしいと告げる。最初は驚いたものの、ゲストたちは皆、それぞれの役柄を受け入れる。その中で、ポリーンがアフロディーテ役に選ばれた。この小説の儀式は古代ギリシャの儀式に着想を得ており、20世紀初頭のヴィクトリア朝後期には考えられなかった、解き放たれた性的自由と背徳を伴って展開されていく…。
(1982年製作 フランス)
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