<仕様>
ANRM-22171/カラー/本編97分/音声イタリア語/日本語字幕/ドルビーデジタル・モノラル/4:3/片
面・1層・/MPEG-2/無許可レンタル禁止/リージョン2NTSC日本市場向/複製不能/イタリア・フランス・西ド
イツ・スペイン・ユーゴスラビア合作
<解説>
記録映画を数多く作っているジロ・ポンテコルボ監督の、日本初登場作品。「シャンソン・ド・パリ」のイヴ・モンタンを主演に、漁師として海に生きる男の野望と、胸温まる家族の愛情を描いた名編である。他に出演するのは、「さすらい」(1957)のアリダ・ヴァリ、イタリア映画界注目の新人フェデリカ・ランキ、ジャン・カルロ・サブローネ、ロナルディーノ等。アドリア海の島々の、明るく輝く美しい風景とは対照的に、その野望と家族を守るために命がけで密猟を続け、漁師仲間たちとも対立を深めてゆく男の内なる苦悩が胸をうつ。
<ストーリー>
アドリア海に浮ぶ島々。漁師のスカルチョ(イヴ・モンタン)は、この島で生れ、幼い時から大きな船で大洋に乗り出し、豊かな生活をしたいと思っていた。彼は生活のために、親友サルバトーレの忠告もきかず、法で禁じられているダイナマイトによる密漁を続けていた。そのために同じ漁師仲間からは、白眼視されていた。しかし、今ではささやかながら家も自分のものとなり、愛妻ロゼッタ(アリダ・ヴァリ)との間には、美しく成長した十六になる娘ディアナ(フェデリカ・ランキ)に、父を手伝う二人の息子トニーノとボーレがいた。
コツコツと砲弾の信管の底を叩くスカルチョ、額には緊張の汗が滲み、手許が狂えば爆発し命を失う。こうした危険と、警備員に追われるスカルチョの身を案じ、もうやめてくれと頼むロゼッタだったが・・・。
(1957年製作イタリア・フランス・西ドイツ・スペイン・ユーゴスラビア合作)
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